[情報] system : [ 陸八魔アル ] 経理 : 0 → 1

[情報] system : [ 陸八魔アル ] 開発 : 0 → 0

[情報] system : [ 陸八魔アル ] 人望 : 0 → 4

[メイン] GM :  

[メイン] GM :  

[メイン] GM :  

[メイン] GM : ─────あなた達は、『起業』を決意することとなる。
その理由?それは、あなた達の心次第だろう。
何があったのか、もしかしたらビッグビジネスの嗅覚が反応したのかもしれない。
あるいは、人生を変えたかったからかもしれない。
将又あるいは─────気紛れかもしれない。

[メイン] GM : 会社を興すというのは、今の時代、そこまで労を要するものではない。

[メイン] GM : ただ………。

[メイン] GM : 『生き延びる』ということを考えるのならば

[メイン] GM : その限りではない。

[メイン] GM :  

[メイン] GM :  

[メイン] GM : あなたは、街の端の、暗い路地裏にいる。
会社を立ち上げるにも、お金が無い。
融資を受け持ってくれる相手も見つからなかった。
しかし─────『とある声』が掛かることとなる。

[メイン] GM : そして、今現在あなた達は、その『約束』の時刻に、この地に訪れている。

[メイン] 商人 : かつん。

[メイン] 商人 : かつん。

[メイン] 商人 : かつん。

[メイン] 商人 : 革靴と、杖の音が小さく響く。

[メイン] 商人 : 顔を隠す影の中で立ち止まり、あなた達を見やると、ゆっくりと首を垂れた。

[メイン] 商人 : 「約束通りですね、お待ちしておりました」

[メイン] 商人 : 「ええ、ええ、もう既に話はお伺いしております」

[メイン] 商人 : 「─────この社会に、爪痕を残したい、つまりは、そういうことでございましょう?」

[メイン] 商人 : 男の口元が、にやりと笑うのが見えるだろう。

[メイン] 商人 : そして……。

[メイン] 商人 : ぽん、と現ナマの1000万円札を、手渡しする。

[メイン] 商人 : 「お確かめください」

[メイン] 商人 : そして、男は人差し指を軽く立てると。

[メイン] 商人 : 「─────そして、こちらを1年後に……」

[メイン] 商人 : 「1500万円にして、私に返してください」

[メイン] 商人 : 「実に」

[メイン] 商人 : 「『おいしい』話でございましょう?」

[メイン] 商人 : 男は静かに、口角を上げるのだった。

[メイン] アスラン・ザラ :  

[メイン] アスラン・ザラ : 俺は決意したんだ。

[メイン] アスラン・ザラ : この世にはあまりにも悲しみが多すぎる…。

[メイン] アスラン・ザラ : その多くは人間関係に由来し、中でも別離は格別辛い。

[メイン] アスラン・ザラ : だからAIBOやファービーの進化版として俺が開発したこのHAROを人々の家庭に届ける…!

[メイン] アスラン・ザラ : 孤独な思いをして生きる人を一人でも減らす。例えまやかしであれ、それがおれの望みだ。

[メイン] アスラン・ザラ : だからそのためなら…悪魔の手だって取るさ

[メイン] アスラン・ザラ :  

[メイン] 陸八魔アル :

[メイン] 陸八魔アル : ────くすり。

[メイン] 陸八魔アル : 札束に触れる手から目線を上げれば、僅かに上がった口角が視界に飛び込む。

[メイン] 陸八魔アル : 「ええ、実に『おいしい』話……あなた、相当な幸運の持ち主だわ。1000万……それだけの金額でこの私に恩義を買わせることができるんですもの」

[メイン] 陸八魔アル : たん!と翻り、受け取った金をひらひらと振る。

[メイン] 陸八魔アル : 「社名は決まっているわ、『便利屋68』……有名人の狙撃から飼い猫の散歩まで、どんな依頼でも確実に遂行してみせるわ。法律や規則でさえ、この私の道を遮ることはできない……」

[メイン] 陸八魔アル : くるり。

[メイン] 陸八魔アル : 「────孤高のアウトロー、陸八魔アル。覚えておくことね」

[メイン] 陸八魔アル :

[メイン] アネット :  

[メイン] アネット : 「ありがとうございます!俺様嬉しいです!」

[メイン] アネット : 受けとった大金が入った鞄を持ち上げて、ニコニコと笑顔でお礼を言って

[メイン] アネット : 「これだけ資金があれば俺様が作りたいものが作れます!」

[メイン] アネット : 「俺様が作る、『全自動何でもやってくれるロボット』が世界に広まるのを楽しみにしていてください!」

[メイン] アネット : そう言って、タタタッと早足に商人の前から去って行った。

[メイン] 商人 :  

[メイン] 商人 :  

[メイン] 商人 : それぞれの『決意』を見届けると、男は再度、深々と頭を下げ、見送った─────。

[メイン] 商人 : 「……あなた方の『野心』、『野望』、『夢』」

[メイン] 商人 : 「それらが実りますことを、心より─────願わせていただきます」

[メイン] 商人 : 「良い商売を」

[メイン] 商人 : にやりと、笑うと……男は、闇の霧に包まれ、消えていくのだった。

[メイン] 商人 :  

[メイン] 商人 :  

[メイン] 坂本辰馬(NPC) : 金は手に入った、あとはそれを元手に商売をするだけ。大儲けを目指すだけ。
ただ単純な話である。しかし、それでも─────市場というのは、混沌に満ち溢れている。

[メイン] 坂本辰馬(NPC) : 市場には、既に大企業が闊歩している。
価格競争が繰り広げられている、この群雄割拠の中。

[メイン] 坂本辰馬(NPC) : あなた達は、生き延びることができるのだろうか?

[メイン] 坂本辰馬(NPC) : 「アハ!アハ!アハハハ!!」

[メイン] 坂本辰馬(NPC) : サングラスに指を添えて。

[メイン] 坂本辰馬(NPC) : 「─────ええ商売しましょうや」

[メイン] 坂本辰馬(NPC) :  

[メイン] 坂本辰馬(NPC) :  

[メイン] 坂本辰馬(NPC) :  

[メイン] 坂本辰馬(NPC) : 【ラウンド宣言】

[メイン] 坂本辰馬(NPC) : 1ラウンド目

[メイン] 坂本辰馬(NPC) : 【初期市場コマンド】

[メイン] 坂本辰馬(NPC) : C3*2 成熟市場客数 c(3*2) > 6

[メイン] 坂本辰馬(NPC) : SC0 大:3 中:2 小:1 c(0) > 0

[メイン] 坂本辰馬(NPC) : 成長市場客数:6

[メイン] 坂本辰馬(NPC) : おっと、間違えじゃきに

[メイン] 坂本辰馬(NPC) : 成長市場客数:1

[メイン] 坂本辰馬(NPC) : SC0 大:1 中:0 小:0 c(0) > 0

[メイン] 坂本辰馬(NPC) : 【大企業コマンド】

[メイン] 坂本辰馬(NPC) : SC0 成長市場大へ販売 c(0) > 0

[メイン] 坂本辰馬(NPC) : さぁ、これで市場フェイズ、大企業フェイズが終わりじゃけぇ

[メイン] 坂本辰馬(NPC) : 詳しくは……情報タブ参照ぜよ!アハ!アハハハ!!

[メイン] 坂本辰馬(NPC) : ほんじゃ、戦略フェイズ
こっからが、PCの出番ぜよ

[メイン] 坂本辰馬(NPC) : コマンドは

[メイン] 坂本辰馬(NPC) : ③ 戦略フェイズとは
PLが処理を行うものとする。PCは、《販売》《成長》《調査》《雇用》から、重複可で3つ選び、実行する。
たとえば、《販売》《販売》《成長》、というような選択をしてもいい。
それぞれの宣言はGMへ秘匿で行う。数値移動の通知はメインで行うものとする。
また、このときに、RPをしたり、PC間で秘匿会話を行ったりしてもいい。
以下、それぞれのコマンド説明である。

[メイン] 坂本辰馬(NPC) : こんな感じで!わしの秘匿に伝えてくれれば、それでよし!

[メイン] 坂本辰馬(NPC) : 《販売》とは
100万円消費し、1商品作ることができる。このとき、『経理』『開発』『人望』を合計した、製造特徴ポイントを得ることができる。
このポイントを【値段】【価値】という、2つの製品特徴に割り振る。このとき、0になる製品特徴があってもいい。
そして、作った商品をどの市場に販売かを、GMの秘匿へ宣言する。
宣言例「値段3価値2の商品を、成熟市場大へ販売」。

《成長》とは
資金消費によって、ステータスを上げることができる。成長内容は以下から1つ選ぶ。
・300万円消費で、経理2増加
・500万円消費で、開発3増加
・100万円消費で、人望1増加

《調査》とは
100万円消費することによって、市場状況と大企業の配置場所を確認することができる。
情報は秘匿で渡される。この情報を使って、他PCとの秘匿会話で情報を売るなどを行ってもいい。
PC間の資金譲渡は認められる。
ただし、後述する大企業との交渉で変更された配置場所は知ることができない。

《雇用》とは
100万円消費することによって、従業員を増やすことができる。
本フェイズから、選ぶことができるコマンドが1つ増える。ただし、本ラウンドから、会計フェイズにて100万円、従業員へ給料を払う必要がある。
RPとしては、1人のスペシャリストでも、10人のアルバイトでも、なんでもよい。
従業員数の最大値は2。100万円消費で解雇可能。

[メイン] 坂本辰馬(NPC) : こっから!重複してもええ!選んで、わしんとこに来~い!

[秘匿(匿名さん,匿名さん)] system : [ アネット ] 資金 : 1000 → 900

[メイン] system : [ 陸八魔アル ] 資金 : 1000 → 900

[メイン] system : [ アスラン・ザラ ] 資金 : 1000 → 900

[メイン] system : [ アスラン・ザラ ] 資金 : 900 → 800

[メイン] system : [ 陸八魔アル ] 資金 : 900 → 800

[秘匿(匿名さん,匿名さん)] system : [ アネット ] 資金 : 900 → 800

[秘匿(アスラン,匿名さん)] system : [ アスラン・ザラ ] 従業員 : 0 → 1

[メイン] system : [ 陸八魔アル ] 従業員 : 0 → 1

[秘匿(アスラン,匿名さん)] system : [ アスラン・ザラ ] 人望 : 0 → 1

[秘匿(アスラン,匿名さん)] system : [ アスラン・ザラ ] 資金 : 800 → 600

[秘匿(匿名さん,匿名さん)] system : [ アネット ] 資金 : 800 → 700

[メイン] system : [ 陸八魔アル ] 資金 : 800 → 200

[秘匿(アル,匿名さん)] system : [ 陸八魔アル ] 開発 : 0 → 3

[メイン] 坂本辰馬(NPC) :  

[メイン] 坂本辰馬(NPC) : ドカ。と靴を木質のデスクの上に置き、クロスにする。

[メイン] 坂本辰馬(NPC) : 豪華絢爛、煌びやかな応接間。黄金の骨董品がいくつも並べてある。

[メイン] 坂本辰馬(NPC) : そして、椅子に踏ん反り変える赤いジャケットとサングラスの男は、にやりと笑う。

[メイン] 坂本辰馬(NPC) : 「遠路はるばるよ~~~来よったのう!!」

[メイン] 坂本辰馬(NPC) : 「お~お~!まだ新芽じゃのうに、わしに挨拶たぁ」

[メイン] 坂本辰馬(NPC) : 「まっこと面白き女よのう?」

[メイン] 坂本辰馬(NPC) : そう言うと、サングラスを指でずらし、蒼い瞳を向ける。

[メイン] 坂本辰馬(NPC) : ─────品定めするかのような、餓狼の瞳だった。

[メイン] 陸八魔アル : ────対して、それに怖気で返すつもりなど毛頭なく。

[メイン] 陸八魔アル : 「それはどうも。……あなたがいることが、遠路はるばる足を向けてでもくる価値のある証拠じゃない……"坂本辰馬さん"?」

[メイン] 坂本辰馬(NPC) : 「アハ!アハハハ!わし、やっぱそんな有名か!」
先程の空気からは一転。

[メイン] 坂本辰馬(NPC) : 陽気に、大きく笑う。頭の後ろに手を当てながら、そりっかえり、大笑い。

[メイン] 陸八魔アル : ……当然じゃない、この日のために入念に下調べしたんだから。

[メイン] 陸八魔アル : 「ふふっ……あら、ネームバリューなんかに胡座をかいていて大丈夫なの?」

[メイン] 陸八魔アル : 対照的に、静かに不敵な笑みをこぼす。

[メイン] 坂本辰馬(NPC) : 「─────ほ~~~ん?」

[メイン] 坂本辰馬(NPC) : サングラスを深く掛ける。男の蒼い瞳が、薄い黒の奥に潜める。

[メイン] 坂本辰馬(NPC) : 「口達者じゃのう?肝も据わっとる」

[メイン] 坂本辰馬(NPC) : 「ほいじゃ、こうする」
そう言うと、椅子から振りかぶって、大きく飛び上がると。

[メイン] 陸八魔アル : 「ええ……当然だけど、遊びに来たつもりはないわ。今は無名でも、この大胆不敵のアウトロー集団……便利屋68に足を掬われるわよ」

[メイン] 坂本辰馬(NPC) : アルの眼前に佇む。見下ろすような形で。

[メイン] 陸八魔アル : 「……!」

[メイン] 坂本辰馬(NPC) : アルの言葉に、獰猛に口角を上げる。

[メイン] 坂本辰馬(NPC) : 「ほぉ~~~?アウトローと来たか!」

[メイン] 坂本辰馬(NPC) : 「そいつぁ、恫喝っちゅーやつけぇのう?こん時代、コンプライアンスがギャーギャー喧しくてかなわんっちゅーのに」

[メイン] 坂本辰馬(NPC) : 「随分と古臭い商談方法を、若くして選んどるのう?嬢ちゃん」

[メイン] 陸八魔アル : 「ふぅん……これが脅しに聞こえるほど、ビビっちゃうようなタマかしら?」

[メイン] 陸八魔アル : (だ、大丈夫……!もうちょっと頑張るのよ……!)

[メイン] 坂本辰馬(NPC) : 「アハ!」

[メイン] 坂本辰馬(NPC) : 「アハハハハハハハハハ!!」

[メイン] 坂本辰馬(NPC) : クセっ毛の男は高らかに大笑いすると。

[メイン] 坂本辰馬(NPC) : 「わしゃビビりぜよ」

[メイン] 坂本辰馬(NPC) : 「じゃから、ほぉれ」

[メイン] 坂本辰馬(NPC) : そう言うと、赤ジャケットを少し開く、そこには─────。

[メイン] 坂本辰馬(NPC) : 黒光る、何か。

[メイン] 陸八魔アル : 「?」

[メイン] 坂本辰馬(NPC) : 銃。

[メイン] 坂本辰馬(NPC) : 当然、この時代では、『違法』。

[メイン] 坂本辰馬(NPC) : 「わしゃ~のう~」

[メイン] 坂本辰馬(NPC) : 「貿易やっちょるからの~~」

[メイン] 陸八魔アル : 「!」

[メイン] 坂本辰馬(NPC) : 「多少の自衛も、心得ちょるわけでのう~~~」

[メイン] 坂本辰馬(NPC) : 男は再度、アルを見下ろすと。

[メイン] 坂本辰馬(NPC) : 「─────で?」

[メイン] 坂本辰馬(NPC) : 「わしと」

[メイン] 坂本辰馬(NPC) : 「ど~~んな」

[メイン] 坂本辰馬(NPC) : 「『楽しい』お話をしてくれるんぜよ?」

[メイン] 坂本辰馬(NPC) : にっこりと笑った。

[メイン] 陸八魔アル : 「…………っ」
息を呑む音。

[メイン] 陸八魔アル : (……大丈夫、大丈夫。大企業の主ともあろうものが、こんな衆人環境で発砲なんてできるはずもない。むしろこれは──)

[メイン] 陸八魔アル : …………。
「──ええ。続けましょうか?お互い客でも待ちながら、のんびりと」

[メイン] 陸八魔アル :

[メイン] 坂本辰馬(NPC) :  

[メイン] 坂本辰馬(NPC) : 商売フェイズぜよ

[メイン] 坂本辰馬(NPC) : 客の数
成熟大: 3 成熟中: 2 成熟小: 1
成長大: 1 成長中: 0 成長小: 0

大企業位置: 成熟大

[メイン] 坂本辰馬(NPC) : ほいで、おまんらの状況は、盤面の通り!

[メイン] 坂本辰馬(NPC) : アハ!アハハハ!!

[メイン] 坂本辰馬(NPC) : 成熟大はぱんぱんぜよ!客が足りんじゃきに!!

[メイン] 坂本辰馬(NPC) : 他ん市場は商売成立!おめでとさん!
ただ、まだまだ客は余っちょったようじゃのう?

[メイン] 坂本辰馬(NPC) : こいを『機会ロス』っちゅー言うぜよ!

[メイン] 坂本辰馬(NPC) : じゃ、成熟大の結果発表じゃ

[雑談] system : [ アスラン・ザラ ] 資金 : 600 → 800

[メイン] 坂本辰馬(NPC) : 成熟大: 3
大企業 30 100
アル 2 6
アネット 1 4

[メイン] 坂本辰馬(NPC) : 客が選んだのは……アネットの商品やのうて、アルん商品ぜよ~~!!

[メイン] 坂本辰馬(NPC) : アルは2×100万円の利益!おめでっとさん!

[メイン] 坂本辰馬(NPC) : アネットの商品はそんまま廃棄ぜよ!

[メイン] 坂本辰馬(NPC) : じゃ、続けて他も公開していくぜよ~!

[メイン] 坂本辰馬(NPC) : 成熟中: 2
アスラン 1 5

[メイン] 坂本辰馬(NPC) : 成熟小: 1
アスラン 1 5

[メイン] 坂本辰馬(NPC) : 成長大: 1
アネット 1 4

[メイン] system : [ 陸八魔アル ] 資金 : 200 → 400

[メイン] 坂本辰馬(NPC) : 以上!で、会計フェイズぜよ!

[メイン] 坂本辰馬(NPC) : 儲かった分の資金を得た後に……

[メイン] 坂本辰馬(NPC) : 従業員がおるなら、給料を支払にゃいかんぜよ!

[メイン] 坂本辰馬(NPC) : 従業員の数×100万円の支出じゃきに!

[メイン] 坂本辰馬(NPC) : で、あとは会社の維持費と社長さんの生活費で、さらに100万円消費!

[メイン] 坂本辰馬(NPC) : 3人とも処理よろしく頼むぜよ~!

[雑談] system : [ アスラン・ザラ ] 資金 : 800 → 600

[メイン] system : [ 陸八魔アル ] 資金 : 400 → 200

[メイン] system : [ アネット ] 資金 : 700 → 600

[メイン] 坂本辰馬(NPC) : いやぁ~~~!!アハ!アハハハハ!!
儲けは少ないが、1か月目はこんなもんぜよ!!

[メイン] 坂本辰馬(NPC) : こっから挽回していけばいい!

[メイン] 坂本辰馬(NPC) : それに、おんしらの客は、どうやらいい『価値』に巡り合えたようじゃのう?

[メイン] 坂本辰馬(NPC) : み~~~~んな、大満足しちょる

[メイン] 坂本辰馬(NPC) : わしゃ、感心しちょるぜよ

[メイン] 坂本辰馬(NPC) : わしらのモットーは、『社会貢献』

[メイン] 坂本辰馬(NPC) : 客に笑顔届けるのがわしらの『使命』、じゃろ?

[メイン] 坂本辰馬(NPC) : ほいじゃ!

[メイン] 坂本辰馬(NPC) : 【ラウンド宣言】

[メイン] 坂本辰馬(NPC) : 2ラウンド目

[メイン] 坂本辰馬(NPC) : 【市場コマンド】

[メイン] 坂本辰馬(NPC) : 1D3-1 成長市場へ参入する客数 (1D3-1) > 2[2]-1 > 1

[メイン] 坂本辰馬(NPC) : 成熟市場客数:6

[メイン] 坂本辰馬(NPC) : SC0 大:4 中:2 小:0 c(0) > 0

[メイン] 坂本辰馬(NPC) : 成長市場客数:2

[メイン] 坂本辰馬(NPC) : SC0 大:2 中:0 小:0 c(0) > 0

[メイン] 坂本辰馬(NPC) : 【大企業コマンド】

[メイン] 坂本辰馬(NPC) : SC0 成熟大へ販売 c(0) > 0

[メイン] 坂本辰馬(NPC) : わしのコマンド終わり!戦略フェイズぜよ~~~!!

[メイン] 坂本辰馬(NPC) : あ、みんな秘匿いいぜよ

[メイン] 坂本辰馬(NPC) : こんゲームはこんな感じで進んでいくぜよ~

[秘匿(匿名さん,匿名さん)] system : [ アネット ] 資金 : 600 → 500

[秘匿(アスラン,匿名さん)] system : [ アスラン・ザラ ] 経理 : 0 → 2

[秘匿(アスラン,匿名さん)] system : [ アスラン・ザラ ] 資金 : 600 → 300

[秘匿(アスラン,匿名さん)] system : [ アスラン・ザラ ] 資金 : 300 → 0

[秘匿(匿名さん,匿名さん)] system : [ アネット ] 資金 : 500 → 400

[秘匿(匿名さん,匿名さん)] system : [ アネット ] 人望 : 2 → 3

[メイン] 坂本辰馬(NPC) :  

[メイン] 坂本辰馬(NPC) :  

[メイン] 坂本辰馬(NPC) : 「さてさて、次のご挨拶はっと!」

[メイン] 坂本辰馬(NPC) : きゅ、きゅと金属が布に擦られる音。

[メイン] 坂本辰馬(NPC) : 「ふぅ!今日も立派に光っちょるぜよ!」

[メイン] 坂本辰馬(NPC) : 「わしんネオアームストロングサイクロンジェットアームストロング砲!」

[メイン] 坂本辰馬(NPC) : 銀色に光る、長い筒のようなものが応接間にあった。

[メイン] 坂本辰馬(NPC) : そして男は、対向する黒いソファに腰掛けると、脚を組む。

[メイン] 坂本辰馬(NPC) : 「わしゃ零細企業での~~!大したおもてなしの一つもできんが」

[メイン] 坂本辰馬(NPC) : テーブルの上には、簡易に煎餅と緑茶が置いてあるだけ。

[メイン] 坂本辰馬(NPC) : 「悪く思わんでほしい!アハ!アハハハ!!」
そう言うと、高らかに大笑いする。

[メイン] アスラン・ザラ : 「はは…ご冗談を、と言えばいいのかお構いなくと言えばいいのか…」

[メイン] アスラン・ザラ : 照れたように笑うと

[メイン] アスラン・ザラ : 「この若輩の身であまり手厚い歓迎を受けてもただ恥じ入ることしか出来ません…」

[メイン] アスラン・ザラ : 「貴方なりのお気遣いと受け取らせていただきますよ」

[メイン] 坂本辰馬(NPC) : にやりと笑うと、前傾姿勢になり、手を組む。

[メイン] 坂本辰馬(NPC) : 「ほぉ~~~~?」
そして、黒いサングラスの奥にある蒼い瞳が、アスランを覗く。

[メイン] 坂本辰馬(NPC) : 「まっこと若いっちゅーのに、身なりに態度に、全てが完璧」

[メイン] 坂本辰馬(NPC) : 「育ちの良さが垣間見えるっちゅー感じかのう?アハ!アハハハ!!わしとは対極ぜよ!!」

[メイン] 坂本辰馬(NPC) : 膝を叩いて、何が可笑しいのか大笑いした後。

[メイン] アスラン・ザラ : それに合わせて軽く微笑み

[メイン] 坂本辰馬(NPC) : 「─────で、佇まいの良し悪しだけじゃ無きに」

[メイン] 坂本辰馬(NPC) : 「しっかり、『野心』に満ちておるのう?おんし」

[メイン] アスラン・ザラ : 「……やはり、海千山千のお方ともなれば分かりますか。」

[メイン] アスラン・ザラ : 「ええ、隠すつもりもありませんよ。私には野心があります」

[メイン] 坂本辰馬(NPC) : にや~りと、口角を鋭く持ち上げる。

[メイン] 坂本辰馬(NPC) : 「わしゃあ、そういう男の方が好きぜよ」

[メイン] 坂本辰馬(NPC) : 「えーと、おまんの名は……」

[メイン] アスラン・ザラ : 「アスラン。アスラン・ザラです。」

[メイン] アスラン・ザラ : 「貴方にとって今、この名がどのような意味を持つかは兎も角として…」

[メイン] アスラン・ザラ : 「いずれ、決して手放せないビジネスパートナーとなる男の名です」

[メイン] アスラン・ザラ : 「どうぞお忘れなきよう」

[メイン] 坂本辰馬(NPC) : にたぁ、と笑う。

[メイン] 坂本辰馬(NPC) : 「『商機』を見ちょるな?」

[メイン] 坂本辰馬(NPC) : 「こんわしに」

[メイン] 坂本辰馬(NPC) : 「─────面白い」

[メイン] 坂本辰馬(NPC) : 「アスラン、ええ名前じゃきに、覚えたぜよ」

[メイン] 坂本辰馬(NPC) : 「こん市場戦争の『ライバル』であり─────『強敵』の名っちゅーとこか?」

[メイン] 坂本辰馬(NPC) : 肩を竦めて、へらりと笑う。

[メイン] 坂本辰馬(NPC) : 「じゃ!わしゃ先輩じゃ!そんなわけで」

[メイン] 坂本辰馬(NPC) : 「敵にちょいと『塩』でも送ったろうかのう!アハ!アハハハ!!」

[メイン] 坂本辰馬(NPC) : 大きく笑うと、アスランを見据えて。

[メイン] 坂本辰馬(NPC) : 「アスラン、商売に大事なもんは何か、分かるか?」

[メイン] アスラン・ザラ : 「やはり情報でしょうか?」

[メイン] 坂本辰馬(NPC) : ちっちっちっ、と指を小さく振る。

[メイン] アスラン・ザラ : 「と、言いますと?」

[メイン] 坂本辰馬(NPC) : 「ま!確かに重要じゃ!実際それ無くして、『良い商品』っちゅーのは、出すにも出せん」

[メイン] 坂本辰馬(NPC) : 「ただ、根本の話でもあるきに」
そう言って、アスランの目を見ると。

[メイン] 坂本辰馬(NPC) : 「─────『浪漫』ぜよ!!!」

[メイン] 坂本辰馬(NPC) : 「がっぽり金を稼ぐこと!大事な客の笑顔を見ること!わしの好きんことで、それを実現する!!」

[メイン] 坂本辰馬(NPC) : 「その『浪漫』こそが原動力!!!」

[メイン] 坂本辰馬(NPC) : 「資金が底を尽きたとしても、それがあれば、何度でも!」

[メイン] 坂本辰馬(NPC) : 「何度でも何度でも何度でも!立ち上がれるっちゅーわけじゃ!」

[メイン] アスラン・ザラ : 「なるほど…確かに、浪漫は大事ですね」

[メイン] アスラン・ザラ : 「おっしゃる通り再起の原動力になりますし、なによりそれが無ければ私は今ここに居なかった」

[メイン] アスラン・ザラ : 「その金言、胸に刻ませてもらいますよ」

[メイン] アスラン・ザラ : 「小さな社長室の額に刻むには、大きすぎる言葉ですからね」

[メイン] 坂本辰馬(NPC) : 「アハ!アハハハハハハハ!!」

[メイン] 坂本辰馬(NPC) : 「いやぁ実に良い好青年じゃきに!!」

[メイン] 坂本辰馬(NPC) : 「期待しちょるぜよ!アスラン!」

[メイン] 坂本辰馬(NPC) : 「ほいじゃ、おもろかったから」

[メイン] 坂本辰馬(NPC) : 「ほれ」

[メイン] 坂本辰馬(NPC) : そう言うと、男は懐から─────。

[メイン] 坂本辰馬(NPC) : 500万円を置いた。

[メイン] 坂本辰馬(NPC) : 「これやる、使うといいぜよ」

[メイン] 坂本辰馬(NPC) : 「あ、もちろんじゃが─────」

[メイン] 坂本辰馬(NPC) : そう言うと、二本指を立てる。

[メイン] 坂本辰馬(NPC) : 「2か月後!こいつを……600万円にして、わしに返すっちゅ~のは」

[メイン] 坂本辰馬(NPC) : 「どうじゃ?」

[メイン] 坂本辰馬(NPC) : 「言っておくが、わしも『情報』には強くてのう~」

[メイン] 坂本辰馬(NPC) : 「─────『困っている』んじゃろう?」
にやりと笑う。

[メイン] アスラン・ザラ : 「二ヶ月で100万…」

[メイン] アスラン・ザラ : 「うちの製品ならば間違いなく、勝つ。その確信が私にはあります」

[メイン] アスラン・ザラ : 「ですから躊躇うことなく、お借りいたしましょう」

[メイン] アスラン・ザラ : 「この資金が卓の上に戻る日をどうぞ安心してお待ちください」

[メイン] アスラン・ザラ : 「もしかしたら、もっと大きな儲け話になって帰ってくるかもしれませんからね」

[メイン] 坂本辰馬(NPC) : 「─────アハ!アハハハハハハハハ!!!」
男は楽しげに、豪快に、大きく笑った。

[メイン] 坂本辰馬(NPC) : 「それでこそじゃきに!」

[メイン] 坂本辰馬(NPC) : 「大きく成長する時を楽しみにしちょるぜよ」

[メイン] 坂本辰馬(NPC) : 「ええ商売を!」

[メイン] 坂本辰馬(NPC) :  

[メイン] 坂本辰馬(NPC) :  

[メイン] 坂本辰馬(NPC) : ほいじゃ~~商売フェイズ入るぜよ~~~!!

[メイン] 坂本辰馬(NPC) : 多分コマンドのコスト、まだ払っちょらんじゃろ?

[メイン] 坂本辰馬(NPC) : 各自払ったら移るぜよ

[メイン] system : [ 陸八魔アル ] 資金 : 200 → 0

[メイン] system : [ アネット ] 資金 : 400 → 200

[メイン] 坂本辰馬(NPC) :  

[メイン] 坂本辰馬(NPC) : 客の数
成熟大: 4 成熟中: 2 成熟小: 0
成長大: 2 成長中: 0 成長小: 0

大企業位置: 成熟大

[雑談] system : [ アスラン・ザラ ] 資金 : 0 → 500

[メイン] 坂本辰馬(NPC) : ほいでPCの位置はこうじゃ~~~

[メイン] 坂本辰馬(NPC) : こいで間違いないのう?

[メイン] 坂本辰馬(NPC) : では~~~~~~

[メイン] 坂本辰馬(NPC) : アネットは利益0ぜよ~~~!!

[メイン] 坂本辰馬(NPC) : 客はおらんかった!!

[メイン] 坂本辰馬(NPC) : で、次!

[メイン] 坂本辰馬(NPC) : 成熟中: 2
アル 7 1
アル 7 1
アスラン 8 0

[メイン] 坂本辰馬(NPC) : 価値1の差で、アルが総取りぜよ!

[メイン] 坂本辰馬(NPC) : HAROはさよなら廃棄ぜよ~~~~

[メイン] 坂本辰馬(NPC) : 成熟大: 4
大企業 30 100
アル 7 1

成長大: 2
アル 7 1
アスラン 8 0

ここはしっかり商売成立!おおきにっちゅー感じじゃきに!アハ!アハハハ!!

[メイン] 坂本辰馬(NPC) : 会計フェイズ!

[雑談] system : [ アスラン・ザラ ] 資金 : 500 → 1300

[メイン] 坂本辰馬(NPC) : 各自の売り上げの足し算と、給料、生活費の支払いよろしく頼むぜよ~~

[雑談] system : [ アスラン・ザラ ] 資金 : 1300 → 1100

[メイン] 坂本辰馬(NPC) : で、アネットは生活費が払えんのう!!

[メイン] 坂本辰馬(NPC) : 借用書+1で、資金+1000じゃ

[メイン] 坂本辰馬(NPC) : ああ、違うな!

[メイン] 坂本辰馬(NPC) : アネットは一応ちゃんと生活費は払えるようぜよ

[メイン] system : [ アネット ] 資金 : 200 → 100

[メイン] 坂本辰馬(NPC) : アル社長は全部売るのに成功

[メイン] 坂本辰馬(NPC) : 7×4×100の売り上げ!

[メイン] 坂本辰馬(NPC) : つまり、2800万円の売り上げぜよ!

[メイン] 陸八魔アル : アネットと折半!1400万送金!

[メイン] 坂本辰馬(NPC) : OK!

[メイン] 坂本辰馬(NPC) : 温情っちゅーわけじゃな、アネット、喜んで受け取るとええぜよ~~~

[メイン] 坂本辰馬(NPC) : ほいじゃ!各自お金の処理をよろしく頼むぜよ~~~!!

[メイン] system : [ アネット ] 資金 : 100 → 1500

[メイン] 陸八魔アル : あはははは……生活費と従業員費差し引いて、1200万のプラスね!

[メイン] system : [ 陸八魔アル ] 資金 : 0 → 1200

[メイン] 坂本辰馬(NPC) : さてさて3ラウンド目!

[メイン] 坂本辰馬(NPC) : 【ラウンド宣言】

[メイン] 坂本辰馬(NPC) : 3ラウンド目

[メイン] 坂本辰馬(NPC) : ここでまた続きを、と思いきや!

[メイン] 坂本辰馬(NPC) : 全員、1D10を振るぜよ!

[メイン] 坂本辰馬(NPC) : 5. 特別ルール:イベント
3ラウンド毎に、全PLは10面ダイスを振る。その出目によって、以下のイベントが発生する。

① 大吉。富豪から資金を無償で提供してもらえる。資金+1000万円。人望が15以上の時、さらに+1000万円貰える。
② 中吉。今月はとても調子が良く、所謂ゾーンに入っているかもしれない。好きなステータスを+3できる。開発が10以上の場合、さらに+1できる。
③ 小吉。ちょっとした出会いや感動によってひらめきを得た。好きなステータス+1。開発が15以上の時、さらに+1できる。
④ 小吉。景気が少し良くなった。それぞれの市場へ客が1人増える。経理が10以上の場合、増える人数が+1される。
⑤ 吉。展示会へ行き、開発へのモチベーションが上がる。開発+1。
⑥ 吉。知り合いから応援してもらった。資金+100万円。人望が5以上の場合、さらに+100万円。
⑦ 末吉。少し不景気のようだ。それぞれの市場から客が1人減る。経理が10以上の場合、この効果を無効化できる。
⑧ 末吉。従業員が諸事情によって退職するようだ。従業員がいた場合、1枠失う。人望が10以上の時、この効果を無効化できる。
⑨ 凶。今月は体調があまり良くない。本ラウンドのみ、選べるコマンドが1つ減る。
⑩ 大凶。災害に見舞われてしまう。資金-1000万円。人望が20以上の時、この効果を無効化できる。

[メイン] アスラン・ザラ : 1d10 負けないわよ…! (1D10) > 7

[メイン] 坂本辰馬(NPC) : 客が減ったぜよ~

[メイン] アスラン・ザラ : お前らを全員不幸にする俺の自爆だ…!!!

[メイン] 陸八魔アル : ふふっ!今なら何でもできる気がする……!

[メイン] 陸八魔アル : 1d10 (1D10) > 10

[メイン] 坂本辰馬(NPC) :

[メイン] 陸八魔アル : なんでよ〜〜〜!!?!!?!!?!?

[メイン] 坂本辰馬(NPC) : おなかいってぇ

[メイン] 坂本辰馬(NPC) : はい、アル社長さん~

[メイン] 坂本辰馬(NPC) : 1000万円さよならぜよ~

[メイン] 陸八魔アル : はい……

[メイン] system : [ 陸八魔アル ] 資金 : 1200 → 200

[メイン] アネット : 1d10 (1D10) > 5

[メイン] 坂本辰馬(NPC) : ⑤ 吉。展示会へ行き、開発へのモチベーションが上がる。開発+1。

[メイン] system : [ アネット ] 開発 : 3 → 4

[メイン] 坂本辰馬(NPC) : アル社長から貰ったお金で展示会へ行ったんじゃろうのう~~

[メイン] 坂本辰馬(NPC) : 【市場コマンド】

[メイン] 坂本辰馬(NPC) : 1D3-1 成長市場へ参入する客数 (1D3-1) > 1[1]-1 > 0

[メイン] 坂本辰馬(NPC) : 不景気で草

[メイン] 坂本辰馬(NPC) : 成熟市場客数:6

[メイン] 坂本辰馬(NPC) : ああ違う

[メイン] 坂本辰馬(NPC) : 成熟市場客数:5

[メイン] 坂本辰馬(NPC) : SC0 大:3 中:1 小:1 c(0) > 0

[メイン] 坂本辰馬(NPC) : 成長市場客数:1

[メイン] 坂本辰馬(NPC) : SC0 大:1 中:0 小:0 c(0) > 0

[メイン] 坂本辰馬(NPC) : 【大企業コマンド】

[メイン] 坂本辰馬(NPC) : SC0 成熟市場大へ販売 c(0) > 0

[メイン] 坂本辰馬(NPC) : ほい!お待ちかねの戦略フェイズぜよ~~~!

[秘匿(アスラン,匿名さん)] system : [ アスラン・ザラ ] 資金 : 1100 → 700

[メイン] system : [ アネット ] 資金 : 1500 → 1400

[メイン] 商人 :  

[メイン] 商人 : 大勢が株価ボードの前に立ち、数字の羅列に目を奪われている中。

[メイン] 商人 : 群衆に紛れる、シルクハットの男もまた、そのボードへと注目をしていた。

[メイン] 商人 : 「時の運とは、実に恐ろしいものです」

[メイン] 商人 : 「外部要因によって、ここまで大きく下がるものですから」

[メイン] 商人 : 「残すは2ヵ月、果たして私の手元に金は戻ってくるのか」

[メイン] 商人 : 「………フフフ」

[メイン] 商人 : 男は、小さく笑う。

[メイン] 商人 : 「いいえ、戻りますよ」

[メイン] 商人 : 「『確実』に……ね」

[メイン] 商人 : 帽子の鍔を摘まむと、軽く下げ、目元に影を作る。

[メイン] 商人 : 「さぁ、皆さん、ここが正念場というものでございます」

[メイン] 商人 : 「奮って、立ち上がりくださいませ」

[メイン] 商人 : 「この荒波を越えることができた会社こそが、『勝者』でございます」

[メイン] 商人 : かつん。かつん。かつん。

[メイン] 商人 : 革靴と、杖の音を立てながら、男は闇へと消え去った。

[メイン] 商人 :  

[メイン] 商人 :  

[メイン] 坂本辰馬(NPC) : 「♪~」
鼻歌をせせらぐは、深紅のチェスターコートに身を包んだ男。

[メイン] 坂本辰馬(NPC) : 豪華絢爛な社長室……ではなく。ぶらりと、下町を歩いていた。

[メイン] 坂本辰馬(NPC) : からん、からん、と下駄の音を、心地良く鳴かせながら。

[メイン] 坂本辰馬(NPC) : だらりと背も丸め、整髪もろくにしない、ものぐさに手をポッケへと入れながら、陽気に歩いていた。

[メイン] 坂本辰馬(NPC) : そして、黒いサングラスの奥の瞳が動き、隣家へと向ける。
そこへ入らんとするは、主婦。スーパーからの買い物帰りなのだろう。

[メイン] 坂本辰馬(NPC) : ぶつぶつと聞こえる。今月から物価が高騰してしまった、と。
卵ですら、家計を圧迫する存在にまでなってしまった。
それまでは値段の変わらない、救いの存在だったというのに。

[メイン] 坂本辰馬(NPC) : 「日本を~♪」

[メイン] 坂本辰馬(NPC) : 「今一度~♪」

[メイン] 坂本辰馬(NPC) : 「選択いたし申候~♪っとぉ」

[メイン] 坂本辰馬(NPC) : 「……『価値』のあるものを、も~ちっと、多くに振り分けにゃいかんねぇ」

[メイン] 坂本辰馬(NPC) : へらへらと笑いながら。

[メイン] 坂本辰馬(NPC) : 男は、からん、からん、と下駄の音を鳴らし、ぶらりと町の中に消えていった。

[メイン] 坂本辰馬(NPC) :  

[メイン] 坂本辰馬(NPC) :  

[メイン] 大企業社長 : 「それで、私に掛け合った、というわけかい?」

[メイン] 大企業社長 : 目を細める、光りの曇った、濁った瞳の男。
奇しくも、辰馬と同じくして、真紅のスールに身を包む。

[メイン] 大企業社長 : 夜景広がる展望のレストランで、赤ワインの入ったグラスを揺らしながら、静かに微笑む。

[メイン] 坂本辰馬(NPC) : 「そういうこっちゃ!」

[メイン] 坂本辰馬(NPC) : 「アハ!アハハハハ!!」

[メイン] 坂本辰馬(NPC) : ドレスコードなど無視、高らかに大笑いを起こすは、破天荒の名をものにする、株式会社快援隊商事総務・坂本辰馬。

[メイン] 坂本辰馬(NPC) : 「こんままじゃと、いっちばんに嘆くんは市民じゃろ?わしら企業っちゅーのは、地盤が固く、しぃっかりとしておることが、げに大切じゃきに」

[メイン] 大企業社長 : グラスをゆっくりと揺らし、揺れる小さな波に目を細める。

[メイン] 大企業社長 : 「その通りだね、坂本社長」
微笑みは絶やさず、されど……。

[メイン] 大企業社長 : 「だが、つまりはこう言いたいのだろう?」

[メイン] 大企業社長 : 「一流企業の名を冠する者達全員、多人多脚で、『赤字』になろう、と」

[メイン] 大企業社長 : 「誰一人欠けることなく、揃って、痛みを享受する」

[メイン] 坂本辰馬(NPC) : にっこりと笑う。

[メイン] 坂本辰馬(NPC) : 「そうぜよ?」
あっけらかんと、そう応えて肩を竦める。

[メイン] 坂本辰馬(NPC) : 「今必要なんは、金の流れじゃろ?市場を人に例えるんなら、金は血よ、滞った血のままじゃ、いずれ身を滅ぼす」

[メイン] 坂本辰馬(NPC) : 「健康診断もアウト!脂っこい料理も、コレステロール値の高さでストップを喰らってしまう始末ぜよ!」

[メイン] 坂本辰馬(NPC) : アハ!アハハハハ!と、額を抑えて大笑いする。

[メイン] 大企業社長 : フフ……と、小さく笑うと。

[メイン] 大企業社長 : 「長期的目線で考えるのであれば……それを実行すれば、全員が『利益』を手にすることができるだろうね」

[メイン] 大企業社長 : 「我々に必要とされるのは、短期的な勝利ではない」

[メイン] 大企業社長 : 「戦術ではなく、戦略だ」

[メイン] 坂本辰馬(NPC) : にたぁ、と笑う。

[メイン] 坂本辰馬(NPC) : 「分かっておるじゃのうて、むしろ気色の悪さまで感じとるわ!アハ!アハハハ!!」

[メイン] 坂本辰馬(NPC) : 「何せ、おんしがいっちばんの障害だ~と、わしゃ思うとるしのぉ~?」

[メイン] 坂本辰馬(NPC) : そう言うと、サングラスの位置を少しずらし、蒼い瞳をじっと、貴賓に満ちた男へと向ける。

[メイン] 坂本辰馬(NPC) : 「飲まんじゃろ」

[メイン] 大企業社長 : 肩を竦める。

[メイン] 大企業社長 : 「飲むよ、と言ったら?」

[メイン] 大企業社長 : 「これ以上とない話だろう?来期には利益を期待することができるのだ」

[メイン] 大企業社長 : 「先行きの無い闇よりも、私は遥かに優れた、優雅な判断と思っているよ」

[メイン] 大企業社長 : そう言うと、静かにグラスに口を付け、葡萄と樽の匂いを嗜み、少しずつ含めていく。

[メイン] 坂本辰馬(NPC) : 頬杖を着く。へらへらと、笑った表情のまま、見やる。

[メイン] 坂本辰馬(NPC) : 「『全員』が、足並み揃えることができたら、だけどのう?」

[メイン] 大企業社長 : 「揃えるさ」
肩を竦める。

[メイン] 大企業社長 : 「ここでまさか、『出し抜く』という選択を選ぶ者が、いると思うかい?」
口角を小さく上げて、微笑む。

[メイン] 大企業社長 : 「そしてそれを一体、誰が見る?答えは明白さ」

[メイン] 大企業社長 : 「お客様、だろう?」

[メイン] 大企業社長 : 「我々は『信頼』によって、成り立っている、であるならば……」

[メイン] 大企業社長 : 「この……言わば、逆カルテルに乗じない者は、臆病者の烙印を押されることとなる」

[メイン] 大企業社長 : 「さて、どうだい?これで私の言葉に、嘘偽りが無さそう、だと思ってくれたかい?」

[メイン] 坂本辰馬(NPC) : へらりと、笑う。

[メイン] 坂本辰馬(NPC) : 「そっこまで言われたんなら、わしも頷く他ないのう~?」

[メイン] 坂本辰馬(NPC) : 「ただ、そうじゃのう」
そう言って、立ち上がると、背を向け、夜景を眺める。

[メイン] 坂本辰馬(NPC) : 「『義』に見入るのが客、そこは間違い無しにして」

[メイン] 坂本辰馬(NPC) : とんとん、とこめかみの辺りを指で、軽く叩く。

[メイン] 坂本辰馬(NPC) : 「『ここ』が優れとる社長さんとこの会社に惹かれるのもまた、『人情』」

[メイン] 坂本辰馬(NPC) : 「わしゃのう~~、そういう人間らしさっちゅー部分にも、恐ろしさ、怖さを感じておってのう~~~」

[メイン] 坂本辰馬(NPC) : 「こん『義理』を破るのが、『賢い』選択だってなわけで、慕う民衆もおるんじゃなきにと」

[メイン] 坂本辰馬(NPC) : 「ビクビクしてたまらんのだが、どうじゃ?社長さん」

[メイン] 坂本辰馬(NPC) : ゆっくりと振り返り、蒼い瞳を向ける。

[メイン] 坂本辰馬(NPC) : 「『杞憂』かのう?こいは」

[メイン] 坂本辰馬(NPC) : へらへらと、笑う。

[メイン] 大企業社長 : 「─────『優雅』じゃないな」

[メイン] 大企業社長 : 口をナプキンで拭くと、音も立てずに立ち上がる。

[メイン] 大企業社長 : 「私はそういった『野暮』、『無粋』な話は、個人的に嫌いでね」

[メイン] 大企業社長 : 「それに、そこまでひけらかしにしたとしても、結局は」

[メイン] 大企業社長 : 「無限に分かり合えないものだよ、坂本社長」

[メイン] 大企業社長 : 「永遠に、ね」

[メイン] 大企業社長 : そして、踵を返すと、男は去って行った。

[メイン] 坂本辰馬(NPC) : 夜風に、赤いコートの端が揺れる。

[メイン] 坂本辰馬(NPC) : 「そうかのう?」

[メイン] 坂本辰馬(NPC) : 「わしゃ誇りだの、見栄だの、なんだの、そいなもんに『価値』は無いと思うとるきに」

[メイン] 坂本辰馬(NPC) : 「安酒売って、客が満足してくれるんなら、わしはそいでいい」

[メイン] 坂本辰馬(NPC) : 「ダサくとも、泥水啜っても、そいでも醜く『商い』するのが、わしら『商人』だろ?」

[メイン] 坂本辰馬(NPC) : 肩を竦めると、煙草を取り出し、紫煙を燻らせる。

[メイン] 坂本辰馬(NPC) : 「……ゲホッ!?ゴホッ!?」

[メイン] 坂本辰馬(NPC) : 夜の町に、男の咳き込みが消えていくのだった。

[メイン] 坂本辰馬(NPC) :  

[メイン] 坂本辰馬(NPC) :  

[秘匿(匿名さん,匿名さん)] system : [ アスラン・ザラ ] 従業員 : 1 → 0

[秘匿(アル,匿名さん)] system : [ 陸八魔アル ] 従業員 : 1 → 0

[メイン] system : [ アネット ] 資金 : 1400 → 1200

[秘匿(匿名さん,匿名さん)] system : [ アネット ] 人望 : 3 → 5

[メイン] 坂本辰馬(NPC) : ほいじゃえ~~~と

[メイン] 坂本辰馬(NPC) : 全員ターン終わりぜよ?

[メイン] アスラン・ザラ : 俺はもうないな

[メイン] アネット : 俺様は会計フェイズで少しお金を消費します!

[メイン] system : [ アネット ] 資金 : 1200 → 1100

[メイン] system : [ 陸八魔アル ] 資金 : 200 → 300

[メイン] system : [ 陸八魔アル ] 資金 : 300 → 0

[メイン] 坂本辰馬(NPC) : ほーいじゃ、商売フェイズ!

[メイン] 坂本辰馬(NPC) : 多分いんよな?まぁいいじゃろ!

[メイン] 坂本辰馬(NPC) : 客の数
成熟大: 3 成熟中: 1 成熟小: 1
成長大: 1 成長中: 0 成長小: 0

大企業位置: 成熟大

[メイン] 坂本辰馬(NPC) : ホイ!というわけで~~

[メイン] 坂本辰馬(NPC) : カルテルによって、無事に全員商売成立!悪いやっちゃの~~う?アハ!アハハハ!!

[メイン] 坂本辰馬(NPC) : 詳しくは以下ん通りぜよ

[メイン] 坂本辰馬(NPC) : 成熟大: 3
大企業 0 100
アル 8 0

[メイン] 坂本辰馬(NPC) : 成熟中: 1
アスラン 8 0

[メイン] 坂本辰馬(NPC) : 成熟小: 1
アスラン 8 0

[メイン] 坂本辰馬(NPC) : 成長大: 1
アル 8 0

[メイン] 坂本辰馬(NPC) : ま!不況が悪いってハナシでもあるきに、ちぃ~と粗悪品が市場に出回っちまったのはあるが、これも『生き延びる』ためにゃ仕方のないことかもしれんのう~!

[メイン] 坂本辰馬(NPC) : というわけで会計フェイズぜよ!
各々売上の獲得に、生活費の支出処理を頼んぜよ~!

[メイン] system : [ アスラン・ザラ ] 資金 : 700 → 2200

[メイン] system : [ アネット ] 資金 : 1100 → 1000

[メイン] system : [ 陸八魔アル ] 資金 : 0 → 1600

[メイン] system : [ 陸八魔アル ] 資金 : 1600 → 1500

[メイン] 坂本辰馬(NPC) : 【ラウンド宣言】

[メイン] 坂本辰馬(NPC) : 4ラウンド目

[メイン] 坂本辰馬(NPC) : ほいじゃ!泣いても笑ってもこいが最後じゃあ!

[メイン] 坂本辰馬(NPC) : 気ぃ張って商いするといいぜよ~~~!!

[メイン] 坂本辰馬(NPC) : 【市場コマンド】

[メイン] 坂本辰馬(NPC) : 1D3-1 成長市場へ参入する客数 (1D3-1) > 2[2]-1 > 1

[メイン] 坂本辰馬(NPC) : あーりゃりゃ、しょっぱいぜよ

[メイン] 坂本辰馬(NPC) : 不況もまだまだ続いとるようじゃのう~~

[メイン] 坂本辰馬(NPC) : 成熟市場客数:5

[メイン] 坂本辰馬(NPC) : SC0 大:3 中:2 小:0 c(0) > 0

[メイン] 坂本辰馬(NPC) : 成長市場客数:2

[メイン] 坂本辰馬(NPC) : SC0 大:1 中:1 小:0 c(0) > 0

[メイン] 坂本辰馬(NPC) : 【大企業コマンド】

[メイン] 坂本辰馬(NPC) : SC0 成熟大へ販売 c(0) > 0

[メイン] 坂本辰馬(NPC) : ほい!ちゅーわけで戦略フェイズぜよ~~!!

[メイン] system : [ 陸八魔アル ] 資金 : 1500 → 2300

[メイン] system : [ 陸八魔アル ] 資金 : 2300 → 700

[メイン] system : [ アネット ] 資金 : 1000 → 2600

[雑談] system : [ アネット ] 資金 : 2600 → 1800

[メイン] system : [ アスラン・ザラ ] 資金 : 2200 → 1900

[メイン] system : [ アスラン・ザラ ] 人望 : 1 → 4

[秘匿(匿名さん,匿名さん)] system : [ アネット ] 資金 : 1800 → 1500

[メイン] system : [ 陸八魔アル ] 資金 : 700 → 400

[メイン] 坂本辰馬(NPC) : 商売フェ~~イズ!

[メイン] 坂本辰馬(NPC) : 客の数
成熟大: 3 成熟中: 2 成熟小: 0
成長大: 1 成長中: 1 成長小: 0

大企業位置: 成熟大

[メイン] 坂本辰馬(NPC) : 結果はごら~ん通り!全員商売成立ぜよ~!

[メイン] 坂本辰馬(NPC) : 内容は以下ん通りじゃきに~

[メイン] 坂本辰馬(NPC) : 成熟大: 3
大企業 10 100
アネット 9 0

[メイン] 坂本辰馬(NPC) : 成熟中: 2
アル 8 0
アル 8 0

[メイン] 坂本辰馬(NPC) : 成長大: 1
アネット 9 0

[メイン] 坂本辰馬(NPC) : 成長中: 1
アネット 9 0

[メイン] 坂本辰馬(NPC) : 以上!

[メイン] 坂本辰馬(NPC) : そいじゃ会計フェイズぜよ~~!

[メイン] 陸八魔アル : +1600で……生活費が-100ね!

[メイン] system : [ 陸八魔アル ] 資金 : 400 → 1900

[メイン] アネット : +2700で、生活費と約束分を400消費します!

[メイン] system : [ アネット ] 資金 : 1500 → 3800

[メイン] アスラン・ザラ : すまない…助かる!

[メイン] system : [ アスラン・ザラ ] 資金 : 1900 → 2200

[メイン] system : [ アスラン・ザラ ] 資金 : 2200 → 2100

[メイン] 坂本辰馬(NPC) :  

[メイン] 坂本辰馬(NPC) : ─────経営者に休日など、ない。
しかし、世間一般的には、お休みとされる日。

[メイン] 坂本辰馬(NPC) : 人混みに溢れた街の中─────深紅のコートを風に揺らす、サングラスの男が、腑抜けたような、緊張感の無い表情で。

[メイン] 坂本辰馬(NPC) : 奥の蒼い瞳を、アスランへと向ける。
ばったりと、出くわしただけだ。
特に約束らしい約束もしていない。

[メイン] 坂本辰馬(NPC) : 「随分と儲けたようじゃのう~?社長さん」

[メイン] 坂本辰馬(NPC) : 片方の口角を上げ、静かに笑う。

[メイン] アスラン・ザラ : 「儲けた…か」

[メイン] アスラン・ザラ : 「貴方の言うところの浪漫も果たせず、この手持ちも返済で消えますよ」

[メイン] 坂本辰馬(NPC) : 「ああ、わしんへの借金もあったか」

[メイン] 坂本辰馬(NPC) : とぼけたように、へらへらと笑うと。

[メイン] 坂本辰馬(NPC) : 「それ、いらんわ」

[メイン] 坂本辰馬(NPC) : 「手切れ金じゃきに」

[メイン] アスラン・ザラ : 「まあ、貴方からすればそうでしょうね」

[メイン] アスラン・ザラ : 「私との関係を続ける意味も無ければ…貴方にとってはこの程度のはした金、拾う方が面倒だ」

[メイン] 坂本辰馬(NPC) : 「わかっとるようじゃのう」
へらりと笑う。

[メイン] 坂本辰馬(NPC) : 「ま、そういうことぜよ。何せもう、いっぱしの経営者になっとるわけじゃし、そ~なると、仲間んよりゃ、『敵』同士になるっちゅーわけでもあるし」

[メイン] 坂本辰馬(NPC) : 「じゃが、わしからすりゃ、別にそこに大きな意味があるんわけでもなきに」

[メイン] 坂本辰馬(NPC) : 「『関係』を続ける『意味』、こいじゃな」

[メイン] 坂本辰馬(NPC) : 「まぁ、失せたわ、『興味』」
肩を竦めて、笑う。

[メイン] アスラン・ザラ : 「いっぱしの経営者、ね」

[メイン] アスラン・ザラ : 「俺に人を率いて何かを為す才能が無いことはもう理解しましたよ」

[メイン] アスラン・ザラ : 「かといって、浪漫を諦める気もありませんが」

[メイン] アスラン・ザラ : 「けれどもう…貴方と会うことはないでしょうね」

[メイン] アスラン・ザラ : 「若輩者に機会を与えていただいたこと、感謝します」

[メイン] アスラン・ザラ : 深々と頭を下げて

[メイン] アスラン・ザラ : 「それでは」

[メイン] 坂本辰馬(NPC) : 「おう!」
軽く手を振ると。

[メイン] 坂本辰馬(NPC) : 踵を返して、街並みに深紅は溶けていった。

[メイン] 坂本辰馬(NPC) : 「─────『商い』は、『客』あってこそじゃろうに」

[メイン] 坂本辰馬(NPC) : 「そこん見失うんわ、『痛い』ぜよ?」

[メイン] 坂本辰馬(NPC) : 「笑顔はプライスレスってな?」

[メイン] 坂本辰馬(NPC) : 「アハ!アハハハハハハ!!」

[メイン] 坂本辰馬(NPC) :  

[メイン] 坂本辰馬(NPC) :  

[メイン] 坂本辰馬(NPC) :  

[メイン] 商人 : かつん。

[メイン] 商人 : かつん。

[メイン] 商人 : かつん。

[メイン] 商人 : 革靴と、杖の音。

[メイン] 商人 : 「─────さぁ?どうでしょうかね?」

[メイン] 商人 : 「私としましては、儲けた『数字』こそが全てかと思われます」

[メイン] 商人 : 「飽くなき『野心』、『野望』、『夢』、それを叶えるには莫大な金が必要」

[メイン] 商人 : 「それはあなたも、そして私も、『同じ』」

[メイン] 商人 : シルクハットの鍔の影によって目元こそ見えないものの、男は薄ら笑いを浮かべていた。

[メイン] 商人 : 「良い商売でしたよ、お見事でございます」

[メイン] 商人 : 「私は惜しみなき賛辞を与えましょう、そのままのあなたでいていただくことこそが、私にとっての『喜び』でもございます」

[メイン] 商人 : そう言って、男は深々と首を垂れると、そっと、顔を上げて。

[メイン] 商人 : 「─────では、私めも『商売』の時間ですゆえ」

[メイン] 商人 : 「『返済』のほど、よろしくお願いしますね?」

[メイン] 商人 : 「社長さん」

[雑談] system : [ アスラン・ザラ ] 資金 : 2100 → 600

[メイン] system : [ 陸八魔アル ] 資金 : 1900 → 400

[メイン] system : [ アネット ] 資金 : 3800 → 2300

[メイン] 陸八魔アル :

[メイン] 陸八魔アル : 大オフィスに似つかわしくない甲高い声が、廊下の奥からキーキーと響き渡る。

[メイン] 陸八魔アル : 「……のっ……離しっ、なさい……!私を誰だと……!」

[メイン] 陸八魔アル : その両手は頑強な警備員にガッチリと取り押さえられ、じたばたと足を振り回すのが精一杯といった様子だが……構わず叫び続ける。

[メイン] 陸八魔アル : 「私はここの社長と話があって来たの、いるんでしょお!!? ちゃんとアポだって取ったんだから、確認すれば……!」

[メイン] GM : 「何を言ってるんだこの女は!?そんな話は聞いた覚えがないぞ!!」
「ええい!早く警察だ!!早くしろ!!」
会社員に、警備員達による揉みくちゃな現場が繰り広げられる。

[メイン] アネット : 同時刻、俺様も同じオフィスを訪れていました。

[メイン] 陸八魔アル : 「っさい!これだから報連相もままならない大企業は……!」

[メイン] アネット : 何度も電話でアポをとって、やっと今日ならいいと連絡を受けたのですが…。

[メイン] アネット : 「…何か騒がしいですね?大企業とはこういうものなのでしょうか?」

[メイン] 陸八魔アル : 「ぐうぅ……こうなったら実力行使で……」

[メイン] アネット : 「…あれ?」
騒ぎの中心の方に視線を向けると、よく知った赤い髪の女性が見えます!

[メイン] 陸八魔アル : 「……!?」
小さく聞こえた声の先を見やると、よく知った桃髪の少女が。

[メイン] アネット : 「アルの姉貴じゃないですか!?奇遇です!元気にしてましたか?」
とことこと近くに寄ると、その場にしゃがみ込んで、取り押さえられているアルの姉貴に笑顔を向けます!

[メイン] 陸八魔アル : 「アネット…!?何でここに!?」

[メイン] 陸八魔アル : 「……えっ……ま、まさか……春からここの一員となって働くとか……!?」

[メイン] アネット : 「はい?全然違いますよ!俺様この会社の社長に用があって来たんです!」

[メイン] アネット : 「アルの姉貴こそこんなところで何をやってるんですか?押しくらまんじゅうでしょうか?」

[メイン] 陸八魔アル : 「そんなわけないでしょう!?ああ……もう!」

[メイン] 陸八魔アル : アネットに気を取られている隙に、身を捩りなんとか拘束から抜け出す。

[メイン] 陸八魔アル : 「なら……好都合よ、さっさと案内して!私もアイツに用があって来たの!」

[メイン] アネット : 「おや?そうだったんですか?それなら目的は一緒ですね!行きましょう!」
ぴょいんと立ち上がって、警備員にアポを取っていることを話します!

[メイン] GM : 眉を顰めながらも、受付を確認すると、確かにアネットは面会の予約をされていたことが確認できた。
そして、顔見知りと思わしく暴れる女に対しても、これ以上暴れられても面倒なため、一先ずは『客人』として通されることとなった。

[メイン] GM : 本来であれば、有無も言わさず警察に届けられるわけだが、『社長なら大丈夫だろう』という、ある種の社員達による信頼の賜物かもしれない。
世界中で貿易を行っていることもあり、社風も多少は大らかなのだろう。

[メイン] GM : 貸出用のICカードを渡され、厳重なセキュリティの施された廊下を通っていくと、応接間に辿り着く。

[メイン] GM : 『客人』用に、見映えを重視した、豪華絢爛な内装となっており、窓から見える街並みの景色も、夜ならば絶景となるであろうことが伺えるほどの展望であった。

[メイン] GM : テーブルには『高い』茶が運ばれる。
『客』だからだ。

[メイン] アネット : 「おお~!すごい眺めです!」
応接間に入ってすぐに見える窓からの景色に感嘆の声を漏らして

[メイン] 陸八魔アル : (ち、ちょっと……!騒いでる場合!?
というか……何このティーセット!? ドラマでしか見たことないんだけど…!)

[メイン] アネット : (おっと、そうでしたね!)
悪びれるようにちらりと下を出したあと、ソファーに静かに座って

[メイン] 陸八魔アル : (…………。いる……のよね?)

[メイン] GM : ……しばらくして、扉が開く。

[メイン] 坂本辰馬(NPC) : 「おぉ~っとすまんのう!アハ!アハハハ!ちぃとばかし午前にやっとった商談が長引いてしまってのう!!」

[メイン] 坂本辰馬(NPC) : サングラスをかけた、深紅の男が高らかに笑いながらやってくる。

[メイン] 坂本辰馬(NPC) : そのまま、どかりとソファに凭れかかるように座り、二人をグラス越しに見やる。

[メイン] 坂本辰馬(NPC) : 「あ~~~~、ほいで~~、え~~~~と?」

[メイン] 陸八魔アル : 「……!」
初めて会った時と変わらない……陽気な風貌に、奥底の見えない瞳……

[メイン] 坂本辰馬(NPC) : 「なんの用じゃっけ?これ?」
肩を竦めながら、へらへらと笑う。

[メイン] アネット : 「はじめまして!俺様はアネットです!社長をやってます!」
ぺこりと頭を下げて挨拶をして

[メイン] 坂本辰馬(NPC) : 「おう!知っとるぜよ!同業者じゃのう!」
笑顔で応対する。

[メイン] 陸八魔アル : 「便利屋68、陸八魔アル。起業してばかりの時にお会いしたわよね……」

[メイン] 坂本辰馬(NPC) : 「もっちろん!そりゃあ~覚えてますきに、あ、わしゃ~こういうもんです」

[メイン] 坂本辰馬(NPC) : そう言って、二枚名刺を取り出すと、テーブルの上にそっと差し出す。

[メイン] 陸八魔アル : 「……どうも」

[メイン] 坂本辰馬(NPC) : 「わしこういうのそ~んな好きじゃあないんじゃけどのう!まぁ様式美ってやつじゃろ?」

[メイン] 陸八魔アル : 一挙手一投足に緊張が走る。
……以前に一度会ったとはいえ、状況がまるで違う……

[メイン] 陸八魔アル : 「……ええ。堅苦しい前置きは抜きにして本題に入らせていただけると、あなたの時間を無駄に奪わずに済むわね」

[メイン] アネット : 「ありがとうございます!」
差し出された名刺を手に取り、名刺入れにしまって

[メイン] 坂本辰馬(NPC) : うんうん!と、にこにこ笑いながら頷いている。

[メイン] 坂本辰馬(NPC) : 「ほいで、なんじゃ?わしん商品の宣伝を直々にしたらいいんかの?」

[メイン] 坂本辰馬(NPC) : 「アハ!アハハハ!わしこう見えても口達者ですきに、御社のいいところごじゃんと言えるぜよ~!」

[メイン] 坂本辰馬(NPC) : 豪快に、高らかに笑う。

[メイン] 陸八魔アル : 「ええ!もちろん、あなたの会社のよいところも……」

[メイン] 陸八魔アル : 「……違う!本当の意味での『客人』として来るなら、こちらとしても相応の準備をして来るわよ……少なくとも、警備員に止められたりしない程度には」

[メイン] 陸八魔アル : アネット!と、先を譲るように視線を移す。

[メイン] アネット : 俺様からでいいんですか?とアルの姉貴に視線を返した後

[メイン] アネット : 「はい。俺様まったく別の用事で坂本社長に会いに来ました」

[メイン] 坂本辰馬(NPC) : 「ほんほん?」

[メイン] アネット : 「坂本社長はこの辺りの市場でマーケティングを行っていると聞いて、それなら俺様のことも知っていると思いまして…ご存じのようで嬉しいです!」

[メイン] 坂本辰馬(NPC) : 「まぁ、そりゃあ知っとるぜよ、こん業界におったら、嫌でも同業者の名前も、やっとることも、株も、評価も、なんとな~しに入ってくるぜよ」

[メイン] 坂本辰馬(NPC) : 「『いい商売』しとったようじゃのう、良かった良かった」
にこにこと笑っている。

[メイン] 陸八魔アル : 「…………。」

[メイン] アネット : 坂本の兄貴の笑顔に俺様も笑顔で返して
「はい!それなら話が早いです!実は俺様は『いい商売』なんてまったくやっていません!」

[メイン] 陸八魔アル : 「……!!?」

[メイン] アネット : 「カルテルってやつを組んで、自分たちの利益を上げるのに躍起でした!…これももちろんご存じですよね?」

[メイン] 坂本辰馬(NPC) : 「うん、知っとる~」

[メイン] 陸八魔アル : (ちょっと……アネット……!?)

[メイン] アネット : (…?あっ!アルの姉貴はバレるとまずかったですね!)

[メイン] アネット : 「…なので、けじめってやつをつけに来ました!坂本社長はそういったことには厳しいともお聞きしたので!」

[メイン] 坂本辰馬(NPC) : 「アハ!アハハハ!わしそんな評判じゃったんか!そりゃ意外じゃ!」
頭の後ろに手をやって、陽気にガハハと笑う。

[メイン] 坂本辰馬(NPC) : 「ほんじゃ、アネット社長さんはそういう用事で、アル社長さんはどういう用件ですきに?」

[メイン] 坂本辰馬(NPC) : グラス越しに瞳を向ける。

[メイン] 陸八魔アル : 「……!」

[メイン] 陸八魔アル : 「そうね……アネットと概ね似通った内容だけれど」
心を落ち着かせるようにすぅ、はぁ……と深呼吸する。

[メイン] 陸八魔アル : 「……最後の『お話』をしに来たのよ。自己満足かもしれないけど……さんざ啖呵を切っておいて失望させた詫びの一つもなしじゃ、社長としての矜持が許さないもの」

[メイン] 坂本辰馬(NPC) : 「ほぉ~~、『お話』か」

[メイン] アネット : 最後の『お話』という言葉にちらりとアルの姉貴の方に視線をやって

[メイン] 坂本辰馬(NPC) : 「ほいじゃ、どんな『お話』をしてくれるんじゃ?」

[メイン] 陸八魔アル : 「そうね……」

[メイン] 陸八魔アル : 「……カルテルについては、さっきアネットが言った通りよ。」
「……確かに、最初の私は……私の夢のため、世界一のアウトローになる……そのためなら、違法でも何でも、手を染めるつもりだった……」

[メイン] 陸八魔アル : 最初に会った時のことを振り返るように、指をピストルの形に。

[メイン] 坂本辰馬(NPC) : ただその指をじっと見ている。静かに。

[メイン] 陸八魔アル : 「……でも、融資金利に損失計算に、たくさんのことに縛られて……私はいつの間にか、目標を見失っていた。」
「『いい商売』だなんて、私からも願い下げよ──だから!」

[メイン] 陸八魔アル : 唇を噛み。

[メイン] 陸八魔アル : ピストルを自らのこめかみに合わせて。

[メイン] 陸八魔アル : 「私は……便利屋68を辞める。」

[メイン] アネット : 辞めるというアルの姉貴の言葉を聞いた瞬間
『…!待ってください!』
と声を上げそうになるも

[メイン] 陸八魔アル : 「────それでも!」
その先を見据えて、制しながら。

[メイン] 陸八魔アル : 「次会うときは……覚悟してなさい!」
「全部、ゼロからやり直して──生まれ変わった新生・陸八魔アルと便利屋を……その目に叩き込んでやるわ!!」

[メイン] 陸八魔アル : 「だから──これは今までの私からの、『最後の挨拶』で!」

[メイン] 陸八魔アル : 「これからの私からの──『宣戦布告』よ!!」

[メイン] 坂本辰馬(NPC) : その言葉を聞き、静かに腕を組むと、ソファに凭れ掛かる。

[メイン] 坂本辰馬(NPC) : 「『度胸』と『行動力』は、評価に値するところにあるじゃろうのう」

[メイン] 坂本辰馬(NPC) : 「おんしらは」

[メイン] 坂本辰馬(NPC) : サングラスの男は、粛として、言葉を口にする。

[メイン] 陸八魔アル : 「……かろうじて、私たちに残っているものよ。それだけが」

[メイン] 坂本辰馬(NPC) : 肩を竦めると、首を横に振る。

[メイン] 坂本辰馬(NPC) : 「─────『ケジメ』ん払い方を学びに来たっちゅーんなら」

[メイン] 坂本辰馬(NPC) : 「合っとるぜよ」

[メイン] 陸八魔アル : 「……!」

[メイン] 坂本辰馬(NPC) : グラスのフレームに指を掛けると、静かに降ろし、蒼い瞳を二人へ向ける。

[メイン] 坂本辰馬(NPC) : 「さて、問題じゃきに、わしが次に発する言葉は、なんじゃと思う?」

[メイン] 陸八魔アル : …………う……

[メイン] アネット : 「わかりません!教えて下さい!」

[メイン] 陸八魔アル : アネット!?

[メイン] 坂本辰馬(NPC) : 「『阿呆が』!じゃ」

[メイン] 陸八魔アル : 「!」

[メイン] アネット : 「…俺様怒られちゃいました!」

[メイン] 坂本辰馬(NPC) : 「確かにわしん市場に踏み込んで荒らし回っとったのはあるかもしれんが、そいは『問題』じゃなき」

[メイン] 陸八魔アル : 問題じゃ、ない……?

[メイン] 坂本辰馬(NPC) : 「それこそが『正常』じゃ、自然の摂理ぜよ。金は血じゃ、巡り良くして新陳代謝促すんが、わしらん『使命』」

[メイン] 坂本辰馬(NPC) : 「『問題』は─────」

[メイン] 坂本辰馬(NPC) : 「客に『この商品を買って良かった』と思わせるような、感動の体験を軽んじておったこと」

[メイン] 陸八魔アル : 「……。」

[メイン] 坂本辰馬(NPC) : 「従業員もそうじゃ、簡単に路頭に迷わせるんが、正しい『経営』?わしゃそうは思わん」

[メイン] 坂本辰馬(NPC) : 「上に立つもんにゃあ、最後の最後まで、人生の終わりまで世話をする、それが……『社長』ってもんじゃろが」

[メイン] 陸八魔アル : 「…………。」

[メイン] 坂本辰馬(NPC) : 「頭下げるのは、わしじゃない」

[メイン] 坂本辰馬(NPC) : 「むしろおんしがやったように、中指なんぞいくらでも立ててもいい」

[メイン] 坂本辰馬(NPC) : 「わしゃあ~そんくらいなら笑って見過ごす、むしろ市場が賑わうってんで、酒ん肴にでもするぜよ」

[メイン] 坂本辰馬(NPC) : 「じゃが客んこと疎かにすることだけは腹が立つ」

[メイン] 坂本辰馬(NPC) : 「─────次は、しっかりするんじゃよ」

[メイン] 坂本辰馬(NPC) : 「わしからは、それだけぜよ」

[メイン] 陸八魔アル : 「………………はい」

[メイン] 坂本辰馬(NPC) : にっこりと笑う。

[メイン] アネット : 「わかりました!」

[メイン] 坂本辰馬(NPC) : 「ほいじゃ!こういう辛気臭いのは御終いじゃ!」

[メイン] 坂本辰馬(NPC) : ぱんぱん!と手を叩く。

[メイン] 坂本辰馬(NPC) : 「人ん笑顔にさせる奴が暗い顔んままじゃ、どぉ~にもできんじゃろに!」

[メイン] 坂本辰馬(NPC) : 「『商売』は、楽しくが全てじゃ!」

[メイン] 陸八魔アル : ……返す言葉もないわ。結局自分のことだけ考えて……便利屋のみんなに……

[メイン] 陸八魔アル : 「……ふぇっ!?」

[メイン] 坂本辰馬(NPC) : 「ま、性根腐っとらんことが分かっただけ、わしゃ嬉しいってもんぜよ~!」

[メイン] 坂本辰馬(NPC) : 「ほれほれ!ほいじゃ、こいでも持って帰って、客んでも、追っ払った社員でも、大勢呼んで」

[メイン] 坂本辰馬(NPC) : 「パーティーでもするといいぜよ!」

[メイン] 坂本辰馬(NPC) : テーブルには─────500万円が置かれてあった。

[メイン] 陸八魔アル : 「こっ……!!?」

[メイン] 陸八魔アル : 「こここ……こんなの受け取れないわよ!? ねえ!?」

[メイン] アネット : 「そうですね!俺様たちはけじめをつけに来ただけです!」

[メイン] 坂本辰馬(NPC) : 「じゃ~か~ら~」

[メイン] 坂本辰馬(NPC) : 「言うとるじゃろ?」

[メイン] 坂本辰馬(NPC) : 「ケジメんつけるのは、わし相手じゃあなきに」

[メイン] 坂本辰馬(NPC) : 「『客』じゃ~~~~い!!」

[メイン] 陸八魔アル : 「…………!」

[メイン] アネット : 「それならなおさらです!坂本社長に用意してもらわなくても、俺様は俺様で稼いでお客様にご奉仕させてもらいます!」

[メイン] 陸八魔アル : 「……っ……!」

[メイン] 陸八魔アル : 「……ええ、そうよ!」
「プレゼントはさっきの叱責で十分!たとえ一時的でも、あなたから受けた恩を身代わりにした客への仮初めのけじめだなんて……真っ平ごめんだわ!」

[メイン] アネット : おお~!さすが姉貴です!とキラキラした視線を向けて

[メイン] 坂本辰馬(NPC) : 「アハ!アハハハハ!!そいもそうか!そん通りじゃったわ!!」
頭の後ろに手をやって、大笑い。

[メイン] アネット : すっくと立ち上がって
「このまま話をしていたらまたお金を渡されそうです!用は済んだので帰りましょう!」

[メイン] 陸八魔アル : 「えっ……ええ! それじゃ!」

[メイン] アネット : 「坂本社長!今日はお時間をありがとございました!」
ぺこりと深くお辞儀をして、応接間から出て行く。

[メイン] 陸八魔アル : 「ちょっ……待ちなさいよ!? ……ええと……!」
振り向きざまにぺこり、とおざなりな礼を済ませ、足早に追いかける。

[メイン] アネット : 応接間を出て廊下を進みつつしばらくして
「…俺様めちゃくちゃ緊張してました!アルの姉貴はどうでしたか?」

[メイン] 陸八魔アル : 「…………はぁ……はぁ……!」

[メイン] 陸八魔アル : 「こっ…………怖かった……!!!もう無理無理無理!!!」

[メイン] アネット : ぴたりと足を止めて
「…大丈夫ですか?」
アルの姉貴の手を取って、顔をじっと見つめる。

[メイン] 陸八魔アル : 「…………っ!」

[メイン] 陸八魔アル : 「……いえ……平気よ、心配には値しないわ……! ……それに、彼も私たちのためを思って言葉を贈ってくれたんだものね」

[メイン] 陸八魔アル : 虚勢で誤魔化しながら、手をぎゅ……と握る。
……実際、言われるまで気付いていなかったことも多かった。お客さん……そして、便利屋の社員にもちゃんと頭を下げよう。許してもらえるかはわからないけれど……

[メイン] アネット : ニコニコしながら
「それなら良かったです!でも姉貴が辞めるって言ったとき、俺様の台詞取られちゃいましたってちょっとびっくりしちゃいました!」

[メイン] 陸八魔アル : 「あはは……大丈夫よ、これしきのことで私は私の夢を簡単に諦めたりしない……」

[メイン] 陸八魔アル : 「……えっ?」

[メイン] 陸八魔アル : 「……いやいやいや、ちょっと待って!?あなた社長辞めたりしないわよね!?」

[メイン] アネット : 「坂本の兄貴がどうしても許してくれないなら、俺様が社長を辞めるって言うつもりでした!それでもダメならこの業界には二度と姿を現さないとかも考えていて…」

[メイン] 陸八魔アル : 「そっ……そんなの、仮に彼が許しても私が許さないわよ!!」

[メイン] 陸八魔アル : 繋がれた手をこちら側に引き寄せる。

[メイン] 陸八魔アル : 「方向は坂本社長の言うところの『問題』だったとしても──あなたは最後まで、自分の利益じゃなくて……私たち他者のことを考えていたじゃない!」
「現に……一番近くで見ていたんだから、この私が!」

[メイン] 陸八魔アル : 「そんな類稀で……辣腕な人材を、世界から失うわけにはいかないでしょう!?」

[メイン] アネット : 「俺様は“忘我”です!知り合いの兄貴にも言われました!最後に残るのは確固たる自己中心的な自我だって」

[メイン] アネット : 「だから俺様はお客様よりも、最初に俺様を助けてくれたアルの姉貴や、姉貴を助けるために力を貸してくれたアスランの兄貴の方が大事です!」

[メイン] アネット : 「俺様は自分が大事なものを守るためなら何でもやるので…今回はたまたま上手く行って、坂本の兄貴も話がわかる人で助かりました!」

[メイン] 陸八魔アル : 「…………」

[メイン] 陸八魔アル : そうか……この子はただ……

[メイン] 陸八魔アル : 「──なら!」

[メイン] 陸八魔アル : 「今度から……ちゃんと守ること!」
「そんな大事な私が大事に思う──あなた自身のことも!」

[メイン] アネット : 「それも俺様の台詞です!」

[メイン] 陸八魔アル : 「なんでよ!!?」

[メイン] アネット : 「次また軽々しく社長を辞めるとか言ったら俺様が怒っちゃいます!」

[メイン] 陸八魔アル : 「う……わかったわよ、ちゃんと反省してるから……」

[メイン] アネット : 「それなら良かったです!」
ニッコリと笑顔になって

[メイン] アネット : 「俺様の言葉を姉貴が守ってくれるなら、俺様も姉貴に言われたように、自分のことを大切にします!」

[メイン] 陸八魔アル : 頷く。
「……ええ、それで良いわ。今後も良いパートナーでありましょう」

[メイン] アネット : 「はい!これからよろしくお願いします!アルの姉貴!」

[メイン] アネット : 「では姉貴も落ち着いたみたいなので、帰りましょう!」
「姉貴のところの社員や、アスランの兄貴も呼んでみんなで祝勝会です!」

[メイン] 陸八魔アル : 「祝勝……?かどうかは分からないけど……そうね、彼にもだいぶ世話になったし……ふふっ、賑やかな回になりそう」

[メイン] アネット : 姉貴に引き寄せられていた手を、今度は俺様の方に引いて、また廊下を歩き出します!

[メイン] 陸八魔アル : 「……っ!?」

[メイン] 陸八魔アル : ふらふらと、最後まで格好のつかないままだけれど……
これから先の新しい世界に向けて、共に一歩を踏み出していく。

[メイン] アネット : 踏み出した先がどうなるかはまだわかりませんが、信念や志を忘れない限り、きっとうまく行くと、俺様はそう思いました!

[メイン] 陸八魔アル : ふふっ……だって、『どれだけの労を要するか』を考えないのならば──

[メイン] 陸八魔アル : ──上手く生きることも、難しくないでしょう?

[メイン] 陸八魔アル :

[メイン] 陸八魔アル :